2019.03.03 12:00好きなんだもの言葉も出ない、とはこの事か。同棲するなら、と色違いで2人で揃えたスリッパの上に遠慮無く落ちているのは可愛らしいファーがついた白いコート。その先にはディープグリーンのスカート、ストッキング。てんてんと続くそれらは ちょうど寝室に続いていた。それをたどってもお菓子の家に連れて行ってくれるわけでもないのに。何が待っているかなんて理解してるはずなのに。それでも変に冷静になる自分がいるのは、年上なりの最後の...
2019.03.03 12:00Blindfold「んねぇ、めぇかくして…」は?なんて?メカクシテ? 目、隠して ? 思ってもいなかった言葉に動きを止めてしまった。酔っ払って帰ってきた彼女は散々俺に迫った挙句、こちらがその気になったら「もうねる」と言ったり、はたまた弄る手を止めると「おわりなの?」と悲しそうな目で見つめてきたり。この時点で振り回されっぱなしなのに、最後に爆弾を落としてきた。「なに、どうゆうこと」「め かくしたら、きもちっ...
2019.03.03 12:003週間ぶりの夜が始まるその手前繁忙期を迎えた彼氏となかなか会えない。そんなことは長い間 時間を共有する間に理解していたはずなのに。何故だろう、今日はとことん寂しさが募る。リビングで甘さ控えめのホットココアと共に待っていても、いつも2人で見ているバラエティ番組を見ていても、現実は変わらない。3週間前に「忙しくなるから暫く会えない」と口頭で言われたのが最後。べつに忠義を疑ってるわけでもなんでもない。毎週のようにある生放送の音楽番組...
2019.03.03 12:00いつかの行為の時は下着を見ない村上さん「やっぱり今日下着バラバラだからやだ」服を脱がすとパッと腕を持ってって胸を隠す。それなりのムードで、久々にすんのにこいつはまた変なことを言い出した。ありがたいことに俺が半日オフやったし、一緒に飯食って、なんや俺の出てるの見るー言うて聞かへんから月曜のあの番組見て、街頭インタビューで俺のファンの子が出てきたからか知らんけど無口になって、番組終わったと思ったら急にシたいとか言うたから始めたんにコレやで...